ヤンゴンの空の下

ダンナのミャンマー赴任でヤンゴンを訪れたツマが、オモローなミャンマー体験を綴っています。

驚きの路上ウエットマーケット

ヤンゴンの街を歩くと、路上のそこかしこに屋台や野菜、フルーツなどを売る露店が連なっています。
観光客が多い中心地だけでなく、一般の人が暮らすコンドミニアム(というかアパート、団地)の近くにもそれはあります。

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ボーヂョーアウンサンマーケット近くの果物の露店

 


ある日、家の近所を散歩していたところ、でっかい道路脇のボコボコな歩道の上に、人だかりができていました。

 

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ここを曲がった先にそれはありました・・・


何かなと近づいてみると、いろいろな生活品を売る露店群のようでした。
団地の入り口付近に広がるのは、さながら、移動販売の八百屋さんが店開きしているような光景。
きれいなお花を売っているお店や、カラフルでトロピカルな果物を売っているお店、生活用品を売っているお店などが立ち並ぶ中に
ギョギョギョー!なんですかこれは?

思わずさかなクンになって叫ぶほど、ビックリした先に見たものは
毛をむしられ丸裸になり、足がついた鶏さんの姿。

何のココロの準備もなく、近所ブラブラしにきた身でいきなりそれを見るのは、刺激が強すぎますー!

うわ~、アタマついてるのとついてないのがある。
皮はがされてるのとついたままのがあるよ・・・と、ビックリしながらもしっかりチラ見しつつ
これどうやって料理するんだろう?などと、鶏さんを買った後の工程に思いを馳せていると、なんだか生臭い匂いが。

鶏さんのちょっと先には、魚さんがいました。
魚って、これ食べられんの?ってぐらい、
大きくてウロコが立派な魚がドスンドスン置かれています。

そして、黒いものがブンブン飛び交っています。
こっちもどうやって料理するのか、皆目見当がつかん。。
この暑いさなか、魚や鶏を路上にドスンドスン置いて、ダイジョウブなんだろうか。。
なんて、日本人的な考えがぐるぐる頭を駆け巡りました。

 

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これは違う場所のウエットマーケットですが、売られていたものは同じこんな感じの鶏さんです

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ここも違うマーケットですが、ウロコ魚どすんどすんはこんな感じ。魚は鯉でした



ミャンマーの一般家庭では、冷蔵庫がまだ十分に普及していないそうです。
年中暑くしかも冷蔵庫が無いとなると保存できないので、毎日買い物に行く必要があります。

ヤンゴンにはいわるゆるスーパーマーケットもけっこうありますが、
こちらはおもに外国人やミャンマーの富裕層がメインターゲット。
ミャンマー人的には高くて、日常的に使うのはきびしいのです。

ちなみに、大手スーパー・シティマートの入り口にはセキュリティチェックが設けられているけど、
地元の方はバックの中をチェックされるのに、外国人はスルーです。
パッと見でミャンマー人か外国人かの見分けがつくんですね・・!

なので、地元の方はおもに「ウエットマーケット」に行きます。
ウエットマーケットとは、字のごとく(?)床が濡れているマーケットという意味らしいですが
魚や肉コーナーのイメージからきたんでしょうね。
食料品だけでなく、生活用品のあらゆるものを売っています。
ロンジーなどの衣料品も売っていて、かつ、サイズのお直しをその場でミシンでダーッとやっていたりもします。

近所の別の方向には、そんな感じの地元に根づいているウエットマーケットがありました。
あとで知りましたが。。

 

f:id:Kackymm:20141105115244j:plain近所のウエットマーケット。けっこう広いです

 


近所ブラブラ時には、何の予備知識もなく
いきなり、しかも路上に(!)突如あらわれたムキ出し足つきの鶏とウロコ魚。
ここがウエットマーケットと呼べるかどうかはナゾでしたが、
ミャンマーに来て驚いたことでは、Best2でした!