タクシーでやっちまいました
外国人にとって、ヤンゴン市内の移動手段のトップバッターであるタクシー。
家の周り以外に行くときは、いつも利用してました。
多いのがトヨタのプロボックス。白の車体で、屋根に黄色のTAXIサインが載ってます。
メーターは付いていないので、料金は運転手さんとの交渉で。行き先を告げると 金額を言ってきます。
だいたいの相場があるので、ちょっとだけですが、以下を参考にしてみてください。
ヤンキン(セドナホテル周辺) ⇒ チヤトリウムホテル周辺
3,000~4,000チャット
ヤンキン(セドナホテル周辺) ⇒ ダウンタウン(サクラタワー周辺)
3,500~5,000チャット
ヤンキン(セドナホテル周辺) ⇒ ヤンゴン国際空港
6,000~7,000チャット
街中を走る白いプロボックスのTAXI
レストランやマーケット、大き目のコンドミニアムの前にはタクシーがたまっています。
エアコン付きはすごく少ないですね。窓の開け閉めはもちろん、ドアの開閉も手動。
エアコン付きだと500~1,000チャットぐらい高くなる傾向が。運転手さんもしっかりしてますね。
一度、こっちから金額提示してOKと言われ、差し出された車は軽でした。
金額交渉がうまくいったと思ったら、車はたまりの中の最低ランクのものに。運転手さん達もしっかりしてますね。。
ある日、カンドーヂ湖からヤンキンまでタクシーに乗りました。
そんなに遠くないから3,000ぐらいかな、と思って交渉したのですが、
答えは「No! 4,000!」。
けっこうがんばったのだけど、たまりは仲間のみのようで、他の車に・・といってもダメそうだったので、4,000チャットでまあいいやと手打ちに。
走り出して間もなく、チヤトリウムホテル横あたりで私は運転手さんにしゃべりかけました。
「What is that there is so big golden bird next to the lake?」
湖のほとりに黄金のでっかい鳥(?)があって、気になっていたのです。
けど、英語は通じてないようで、運転手さんは「??」という感じだったのですが
そのうち「**********」と、何か言ってきました。
内容は「?????」でしたが、身振り手振りをふくめると、黄金の鳥の前を通って行ってあげる、と言っているようでした。
カンドーヂ湖から見える黄金のでっかい鳥
そっかー、4,000チャットってちょっと高めだからサービスしてくれるのかな、と思いつつ
「イエス、プリーズ!」
ってことで、黄金の鳥のほうへ。
黄金の鳥は、ミャンマーの伝説の鳥カラウェイの姿をしたレストラン「カラウェイ・パレス」でした。
ミャンマーのいろいろな民族の伝統舞踊ショーを見ながら、ミャンマー料理が食べられます。
運転手さんは前に何回か来たことあるよ、とアヤシイ英語で言っていました。
近くで見ると迫力満点の黄金の鳥
「サンキュー、ソーマッチ!」
カラウェイサービスにお礼を言いつつ、ヤンキンに向かいます。
途中、通じてるかどうかわからない英語でなんとなく会話しつつ、目指す場所に到着しました。
4,000チャットだから、5,000チャット1枚出してお釣りをもらおうとしたところ
「No!*******」
なんでNo!なんだろ?
その先は何言ってんのかわからないよ。
あれ、4,000じゃなくて40,000だっけ?
と、「お金数えるときに円とチャットとドルでゼロを取る取らない」がこんがらかってしまい
5,000チャット札を8枚渡してしまいました。
運転手さんは「サンキュー」と一言。
「サンキュー」と私も言って、ドアを閉めて歩き出しました。
車はブーンと去っていきました。
歩きながら何かおかしいなあ、と思ってよくよく考えてみると、私が渡したのは
40,000チャット・・・・!!
ゼロが1コ多いよ・・!
そういえば、去っていく運転手さん満面の笑みだった。
40,000チャットって、一日の稼ぎ以上の金額だよね。。
やっちまいました・・・!
ああ、しかし、外国に住めば
こんなことのひとつやふたつはあるよ!
ドンマイ、ワタシ・・!
ヤンゴンの空の下、中島みゆきのファイト!が頭の中で鳴り始めました。